行ってみた!体験記事

【深海魚の街・沼津】深海魚同好会会長と行ってきた・【深海魚を食べる編】

こんにちは。

先日、@深海魚同好会会長と静岡県の沼津に行ってきました。

沼津?何があるんだ?

実は、沼津は「深海魚の街」なんです!

水深2,500mを誇る日本最深の海・駿河湾では深海トロール漁(底引き網漁)が行われており、深海魚が多く水揚げされます。

そんな駿河湾に面した街「沼津」には、メンダコやタカアシガニ、ミドリフサアンコウを始めとする深海生物がいる「深海水族館」があったり、 実際に深海魚を刺身や天ぷらで食べられる「深海魚レストラン」があったり、深海魚を一般の方にも届けてくれる「深海魚直送便」の拠点があったり、、 と深海魚に埋もれることができます!

まさに、深海魚の街・沼津!

今回は、深海魚を満喫した私が体験談を書いていこうと思います!

※また、記事の途中で、深海魚同好会の新歓情報がありますので、そちらもぜひチェックしてみてください!

今回の旅路

私たちは神奈川県民なので、横浜方面から電車で沼津に向かいました

以下がルートです。

まず戸田漁港、それから沼津港に向かいました

戸田漁港?

まず、戸田漁港に向かいました。

読み方は「とだ」ではなく、「へだ」

戸田漁港周辺には、深海魚を食べることのできる食堂が多数あり、 また、沼津市で唯一の道の駅「くるら戸田」もあるので沼津ならではのお土産も買うことができます。

ただアクセスが悪いのが唯一の難点...

沼津港だと電車で気軽に行けちゃうのですが、こちら戸田漁港は電車で修善寺駅まで行き、 そこからバスで50分という結構離れた場所にあります。 ただ、車なら沼津駅から50分くらいだそうで、車を利用したほうがいいかもしれませんね。

しかもそのバスも1時間~2時間に1本くらいなので、時刻表は要確認。

戸田漁港で深海魚を食べる!

お腹すいた~

そんな経路を経て戸田漁港に到着!今回行ったのは「ゆうなぎ」というお店。

こちらのお店では、限定10食で「深海魚天丼セット」(1500円)が提供されています!

その名の通り、深海魚の天丼、深海魚「トロボッチ」の唐揚げ、深海魚の出汁を使っている味噌汁、それに小鉢が付いてくるセットです。

深海魚祭りだー!深海魚を存分に味わえること間違いなし。

お店の店主さんがとても優しい方で、どの深海魚が料理に使われているのか色々説明してくれました。

これが、ユメカサゴで、これは赤いけど「シロカサゴ」っていうの。で、これが、コウイカ、これはメギスで...

メモが追いつかない笑

そんな中、さすがは同好会会長、すぐにメモして見せてくれました。↓

会長:はい、書いといたよー

感謝!

ユメカサゴは、水深130mから980mの砂泥地に住むフサカサゴ科の魚。

赤いのにシロカサゴと呼ばれる魚は、200メートル〜400メートルの深い海に棲息する魚。

コウイカは寿司ネタとなるイカで、水深10メートルから100メートルの砂泥の底近くに棲息します。

メギスは、水深100~400mの砂泥質の海底に生息しています。

カガミダイは、主に水深160〜260mに生息しています。

タチモドキは、太刀魚と似ていて細長い魚で、成魚は水深230〜1100で生息しています。

深海といっても、いろいろな深さがありますね

お、料理がきました!

うわーおいしそー!

右にある魚の唐揚げは先述した通り、水深200-600mに住む深海魚の「トロボッチ」です。

トロボッチは、「メヒカリ」と呼ばれている、目が青く大きい魚のことです。

トロボッチの唐揚げは、骨が柔らかくて骨ごと食べることができます。癖がなく美味でした!

また、天丼に入っているのは、さきほど名前をメモした魚たちです。

これらもまた柔らかい!

お味噌汁も魚介類の出汁が効いてて、めっちゃおいしかったです。

また、ここで提供される魚たちは、知り合いの漁師さんからもらっているそうで...

店主の方:深海魚をもらうときは、「もらってくれ」ではなく、「(魚を)面倒みてくれ」と言われるよ。

深海魚は足が早い(すぐにだめになる)けど、手をかけると美味しく食べれるから、そう言うみたいですね。

店主の方:明日の深海魚祭りも行くんでしょ?

え、深海魚祭り..??知らなかった、、

リサーチ不足で深海魚祭に行けないことを伝えると、

店主の方:えーそうなんだ。かわいそうだから笑、これあげるよ、キホウボウのミイラ。

なんと、深海魚のキホウボウ!なかなかこれもらうってないですね笑

ありがとうございます!

また、最後にはタカアシガニを実際に触らせてもらいました。

水深250メートルから650メートルに棲息するカニです。

結構、毛が生えてました。あと、小さな米粒みたいのが結構ついてたのですが、これは、ヒメエボシというエボシガイの仲間が寄生しているみたいです。

また、タカアシガニの甲羅に恐ろしい顔を描いて、それを魔除けにも使うらしいです。確かに、戸田では店の玄関などに、タカアシガニの甲羅が飾られているのをよく見ました。

行った日の翌日が戸田の深海まつりだったとは…惜しいことをしました。そのことを教えてくださった食堂ゆうなぎのご主人に戸田のこと、食べられる深海魚のこと、タカアシガニのことなど色々お話を伺えました。深海魚の天丼は身がどれもとても柔らかくて美味しく、しかもキホウボウのミイラまでいただいてしまって大満足でした!

「ゆうなぎ」の方にはいろいろご親切にしてもらいました。ご飯も美味しいので、皆さんもぜひ!

ちなみに...戸田では、深海魚の刺身も食べれます。 ただ、前日にトロール漁に出ていないと刺身は提供されないみたいです。 この日も、前日に漁に行っていなかったみたいで、どのお店でも刺身の提供はないと言われました。

「深海魚直送便」!?謎に迫る

さて、美味しい深海魚を食べたあと、 戸田漁港には、漁港で水揚げされた深海魚を送る@深海魚直送便なるものが存在すると聞いて、事前にアポイントメントを取っていたので取材にも行って参りました!

え、深海魚直送便??

そう、駿河湾で捕れた深海魚を一般の方にも送ってくれるのがこの直送便!

種類としては、実際に食べて楽しめる「深海魚直送便」(3240円~)と、食べられない「ヘンテコ深海便」(4400円~)があります。 また、深海魚直送便に関して、サイズは80と100から選べます。

80サイズだと2-3人用で2㎏前後(約5種以上)、100サイズだと3-5人用で4㎏前後(約10種以上)みたいです。

詳しい情報は以下の公式サイトに載っていますので、ぜひ見てみてください!見るだけでも面白いですよ。

深海魚直送便 公式サイト

今回取材にお答え頂いたのは、深海魚直送便代表の青山さん。

青山さん:こんにちは~。よろしくお願いします!

お願いします!

その前に...

2022年度新歓】深海魚同好会「同定会」開催のお知らせ

深海魚直送便が届く!?

これからご紹介する深海魚直送便から食べれない深海魚セット「ヘンテコ便」が届きます!代表の青山さんが「ぜひ同定してみてください」とのことで、 直送便を送って頂けることになりました。青山さん、ありがとうございます..!

そこで、今回、届けられる深海魚の同定会を新歓イベントとして開催することとなりました!

会長:私も生の深海魚を触るのは初めてなのでとても楽しみです!何が届くか当日まで分かりません。激レア深海魚や、もしかしたら新種も見つかるかも?皆さんのご参加お待ちしています!

日時:2022年5月10日(火) 16:00~19:00
場所:品川キャンパス 2号館100B教室
参加方法:好評につき、受け付けは終了しました。同定会の様子もアップするので、お楽しみに。@深海魚同好会 又は@TUMSATYにDMください。twitterをやっていない方は、お手数ですが友達経由で連絡を入れてください。

第1編はここまで!

そんな深海魚直送便についての詳細インタビューは次回の記事に掲載します!

また、沼津港の深海水族館や深海スイーツなどについても近日公開予定です。

次回もお楽しみに!最後までお読みいただきありがとうございました。

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